近年、日本では地震や台風、大雨による洪水などの自然災害が増えてきています。
不安に感じつつも自然災害に対応した保険の種類や補償内容がわからず、どう備えたら良いのかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はマイホームの購入を検討されている方に向けて、加入しておきたい災害保険の種類や必要性についてご紹介します。
家の災害保険～火災保険とは？～
災害保険とは自然災害によって建物や家財に生じた被害を補償してくれる保険で、その種類は「火災保険」と「地震保険」の二つに分けられます。
そのうち火災保険と、は文字どおり火災に対する被害を補償してくれる保険であり、原則地震による火災は補償対象外です。
火災保険は商品や加入する保険会社によってさまざまな補償が受けられ、その主な補償内容には以下のようなものがあります。
●火災
●風災（台風や強風によって屋根の瓦が飛んだなど）
●雹災（雹が降って屋根に穴が開いたなど）
●雪災（豪雪によって建物が損壊したなど）
●水災（洪水による床上浸水など）
●その他日常的な事故（盗難や排水溝の詰まりなど）
保険会社や契約プランによって補償内容や保険料が異なるため、加入の際には必要な補償かどうか、しっかり検討するようにしましょう。
家の災害保険～地震保険とは？～
地震保険とは地震や噴火、津波によって家財や建物が火災・損壊・埋没・流失したときの損害を補償する保険です。
地震を原因とした火災は、火災保険ではなく地震保険の補償範囲となります。
ただし地震保険は原則として火災保険とセットで加入する保険として扱われ、地震保険単独での加入はできないことが一般的です。
地震保険の保険金は、実際の修理費ではなく損害の具合に応じて保険金額の一定割合が支給されます。
損害の種類は「全損」「大半損」「小半損」「一部損」に分類され、それぞれ保険金の100％、60％、30％、5％が支払われます。
家を買ったら入るべき？災害保険の必要性とは
日本は災害大国と呼ばれるほど、自然災害とりわけ地震の多い国です。
地震は発生時期や頻度の予測が難しく、ひとたび大地震が起きると広い地域で大きな被害を受ける可能性があります。
そのため地震保険は民間の保険会社単体ではその補償をしておらず、政府と民間の共同運営により地震災害への補償をおこなっています。
災害大国の日本において、災害の被害を受ける可能性は残念ながらゼロではありません。
被災後の生活を少しでも楽にできるよう、あらかじめ火災保険や地震保険などの災害保険に加入しておくことをおすすめします。
まとめ
今回はマイホームの購入を検討されている方に向けて、加入しておきたい災害保険の種類や必要性についてご紹介しました。
自宅周辺の環境や補償内容などを考慮したうえで、火災保険や地震保険への加入を検討することをおすすめします。
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